今回は、言葉で伝えにくかった株式投資の取引方法の1つ、 信用取引を説明するにあたりイメージしやすかった例を書いてみたいと思います。
それに合わせて、資産運用や投資ってどういうものなんだろうといった点も前半部分でサクッとまとめてみましたのでご覧ください。
【株式投資とは】
皆さん、資産運用等はされていますでしょうか?
題材の株式投資も資産運用でよく利用されるものとなります。
まずは資産運用の利益の上げ方とそれに対応する商品について書いてみたいと思います。
利益の上げ方としては2種類あり、1つ目は、キャピタルゲインという資産を売買する事によって利益を得るタイプの資産運用になります。
このキャピタルゲイン系投資には以下のようなものがあります。
- 株式投資
- 投資信託
- ETF
- 先物取引
- 金投資
- FX
- 仮想通貨
こちらのような投資商品は、どれもハイリスクハイリターンのものとなります。
逆にローリスクなものはインカムゲインと言い、
- 銀行預金
- 債券
- 不動産
- 個人型確定拠出年金iDeCo
上記のような債券の利子収入、不動産の賃料収入のような定期的に利益を得るものを指します。
当記事の内容は、キャピタルゲインの株式投資の中でも、より高いリスクとリターンを求めることができ、 情報として複雑化しやすい信用取引について記載していきたいと思います。
【そもそも信用取引ってどんなもの?】
株式投資を始めて大体の方が最初に行うのは現物取引だと思います。 現物取引は、名前の通り現物資産(入金した現金)を元に株式を売買できる取引となります。
では、信用取引とはどういったものかというと、現金や株式を担保として証券会社に預けて、 証券会社から担保額の3.3倍の評価額*1の株式取引を行う方法です。
信用取引で面白いのが、3.3倍の評価額の中であれば株券を購入することもできるし、株券を借り入れてそれを売却することも可能です。
後者がタイトルにもある信用取引の売建てとなり、以下に信用取引の売建てがよくわからないという方に話す説明例を記載します。
信用売建ての説明例
- A君は友達のBさんから漫画を借りました。Bさんは「友達として信用している。半年後には返して。」とA君を友達として信用し、漫画を貸し出します。*2
- そんなある日、A君は借りた漫画を高額で買取している古本屋を発見し、借りていた漫画を売却して現金を得ました。
- しかし、Bさんには半年後に返す約束をしていたのでどこかで同じ漫画を手に入れなくてはいけません。色々な書店を回った結果、別の本屋で借りた漫画と同じものを発見→購入し、その本をBさんに返却しました。
- 後日談として、A君が買い戻した際の漫画の金額は、売った金額よりも50円も安かったため、A君は50円得をし、懐が少し暖かくなりました(利益)。
この流れが信用取引における売建てと呼ばれるものです。
個人投資家が証券会社から株券を借り入れ、それを売却することから始める取引の方法です。
上記の例を証券会社と個人投資家に置き換えると、A君が個人投資家、対するBさんは証券会社となり、証券会社は個人投資家に株券を貸し出しているわけです。
【信用取引における義務】
信用取引には、借りたものにはいつか返す義務が付きまといます。
これは例に書いたBさんのセリフの「半年後には返して」というセリフが該当します。
期限を超えた場合や、担保している金額以上にマイナスが増えてしまった場合には、証券会社によって自動的に売買が行われます*3。
この期限までに返せなかった場合は弁償ないし、お詫びの菓子折りを持っていくなどA君の負担が発生するイメージです。
【まとめ】
今回は、資産運用の方法からご紹介し、その中の売建てについての説明方法を記載させていただきました。
実際はもう少しこんなデータがあるから検討しないとね!!といった内容にしようかと思っていましたが、皆が皆、投資やっているわけでは無いためまずはここからかなと思った内容を書きなぐった次第です。。
改めて説明例を見るとA君の行いは・・・ほめられたものじゃないですね。