ChatGPTリリースから1年を振り返る

本投稿は TECOTEC Advent Calendar 2023 の15日目の記事です。

こんにちは、証券フロンティア事業部の前田です。 ChatGPT3.5がリリースされてから1年たったので、1年で起こった個人的に印象的な出来事と一緒に当時思ったことを思い出して振り返っていこうと思います。

ChatGPTの年表一覧

  • 2022/11/30: ChatGPT3.5がリリース
  • 2023/02/01: ChatGPT Plusが開始
  • 2023/02/07: MicrosoftがChatGPTを組み込んだBingを発表
  • 2023/03/01: ChatGPTとWhisperのAPIが紹介
  • 2023/03/14: ChatGPT4リリース
  • 2023/03/23: ChatGPTのプラグインが紹介
  • 2023/05/13: ChatGPTのプラグインがリリース
  • 2023/05/26: ChatGPTのiOSアプリが日本で利用可能に
  • 2023/07/06: Code Interpreterリリース
  • 2023/07/28: ChatGPTのAndroidアプリが日本で利用可能に
  • 2023/10/19: DALL·E 3 リリース
  • 2023/11/06: OpenAI DevDayにてGPTsなど発表
  • 2023/11/17: サム・アルトマン氏がCEOを解任
  • 2023/11/29: サム・アルトマン氏がCEOを復帰

ChatGPT3.5の登場

ChatGPT3.5が出て触ったときはそれなりの文章が返ってくること自体に感動したのを覚えています。 この時まで自然言語のAIで代表的なものとしてSiriが上げられたと思います。Siriは入力したワードを統計として検索しているだけなため言葉を理解していませんでした。書籍『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』で語られていますが、おいしいレストランを聞いてもまずいレストランを聞いても同じような結果が返ってきていました。そのSiriとは明らかに一線を画すものでした。

ChatGPTの登場により大きく歴史が動いたなと感じます。 特にGoogleがコードレッドを出したときには、これは本当にとんでもないものが世に出たんだなと痛感しました。

ChatGPT4リリース

ChatGPT3.5だと、日本語がいまいちでDeepLなどを使って英語で聞かないと使えないなといった感じでしたが、ChatGPT4は日本語でもまともな回答を返してくれるようになりました。 海外ではプロンプトエンジニアという職業が人気になっており、世はAIブームに沸いていました。この頃になると日本でもAIの活用方法が取り沙汰されるようになりました。実際に国内のメディアプラットフォームであるnoteは、AIが文章を自動生成してくれるサービスをリリースし注目を集めました。

DALL·E 3の登場

以前は複雑な「呪文」のようなプロンプトが必要でしたが、DALL·E 3では自然な文章で高品質な画像を生成できるようになっていました。 手の描写が下手だったり歪んでいたりせず、自然な文章で高品質な画像を生成できていてここまで進歩したかと感銘を受けました。 呪文というのはこんな感じのものです。

a girl, 1 girl is sitting in a gaming chair, ((masterpiece)), ((ultra-detailed)), (best Quality), kind smile, hidden hand, illustlation, perfect hands, surrounded by many moniters

GPTsの発表

ChatGPTのネックの一つがプロンプトだと思っています。 普通の文章でもちゃんとした答えは返ってきますがさらに性能を引き出したいと思ったとき、前提として役目を指定したり目標を明確に指定したりなどプロンプトに関してや質問する内容に関して専門性が必要になってきます。 GPTsは、その前処理をあらかじめ設定できるため、ユーザーは特定の目的や内容に応じたカスタマイズされた回答を得ることができるわけです。 いろんな方が作成したGPTsを見ましたがどれもこんな使い方があったんだという内容があって驚きました。 個人的にいいなと思ったGPTsの例です。

まとめ

ChatGPTを触っていると、その進化の速度に驚かされます。現在使いにくいと感じる部分も、来年には問題なく使えるようになると個人的には予想しています。AI技術は日々進化し私たちの生活や働き方に革命をもたらしています。来年も、ChatGPTがどんな進化を遂げるのか非常に楽しみです。 最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。

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