Gitという「コミュニケーションツール」の使い方

こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の熊谷です。 普段はWebアプリケーションのフロントエンド・バックエンドの開発に携わっています。

突然ですが、Gitとは何でしょうか?

多くのソフトウェア開発者は「ソースコードのバージョン管理ツール」と答えるでしょう。 しかし、私はそれだけではなく「コミュニケーションツール」としての側面も大いにあると考えています。 今回は私が実務の中で得た経験から、Gitのコミュニケーションツールとしての側面について記載します。

…と、大層な事を言っていますが、先に結論を書いておくとコミットメッセージをちゃんと書こうという話です。 この話題については色々な意見があり、すでにネット上にはコミットメッセージに関する記事は沢山あります。 この記事では、私の経験から導き出した一つの意見を共有します。

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国際カンファレンス「try! Swift Tokyo 2024」でオーガナイザーとして参加しました!

こんにちは! 決済認証システム開発事業部の冨永です。 現在、主にiOSアプリ・iPadアプリの設計・開発を担当しております。

先日Swiftの国際カンファレンスである try! Swift Tokyo 2024 にオーガナイザーという形で参加してきました! 国際カンファレンスも、そのオーガナイザーというのも初めてだったので、 その時の体験を書きたいと思います!

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【月刊】Web3.0トピック振り返り~2024年3月編~

はじめに

こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の鈴木康男です。エンジニア・PMとして、Web3.0に関わるプロジェクトを担当しております。

「【月刊】Web3.0トピック振り返り」では、毎月Web3.0関連で気になったトピックを取り上げて紹介していきます。

1. フルオンチェーンゲーム「Mugen Craft」から感じる、プロトコルとしてのゲームの可能性

フルオンチェーンゲームを制作する開発集団であるBaratieより、Baseチェーンを使った「Mugen Craft」がリリースされました。 Baratieは、日本人のメンバーを中心に構成されています。 フルオンチェーンゲームとは、ゲームのデータに加え、ゲームのロジックもブロックチェーン上に存在するゲームを指します。 (厳密な定義には複数の見解が存在し、定まっていませんが、ここではその詳細な説明を省略します。)

Mugen Craftは、複数の言葉を組み合わせると新たな言葉に変化する、という非常にシンプルなゲームです。 ユーザー自身が、組み合わせを定義することができ、ユーザー生成コンテンツとしてブロックチェーン上に未来永劫残ることが特徴です。

一見、とても簡素な見た目であるため、リッチなビジュアルをゲームに期待する人には拍子抜けするかもしれません。 しかし、敢えてUIを簡素にしているそうです。フルオンチェーンゲームの場合、ゲームのロジックもブロックチェーン上にあり、誰でも流用が可能なため、別のゲーム開発者がリッチなビジュアルを用意し、裏側でブロックチェーン上のロジックを呼び出す、というゲームの作り方も可能になります。まさに、ゲーム自体がプロトコルのように機能することになります。

フルオンチェーンゲームの動向は、昨今のPlay to Earnとは別文脈で発展しており、Web3.0の非中央集権性、透明性を体現するムーブメントとして個人的にとても期待を持っています。 東京でも大規模なミートアップイベントが催され、好評だったようです。

ethereumnavi.com

2. イーサリアム「Dencun」、実装完了 レイヤー2手数料削減へ

イーサリアムの大型アップグレードである「Dencun」が完了しました。 このアップデートでは、イーサリアムのレイヤー2チェーンのガス代(手数料)の大幅な削減が実現されました。ますますレイヤー2チェーンのエコシステム拡大に期待が集まっています。

レイヤー2チェーンは、トランザクションを実行した結果のデータをレイヤー1であるイーサリアムに書き込み、その真正性を担保しています。 アップデートによって、データの書き込み先の領域が変更されました。この変更によって、イーサリアムに対してデータを書き込む時のガス代が大幅に削減され、結果的にレイヤー2チェーンのガス代も削減されたということになります。

Base, Blast, Astar zkEVMなどレイヤー2チェーンにとって追い風となるアップデートです。 coinpost.jp

3. Espresso Systemsがa16zより資金調達し、共有シーケンサーによる分散化を加速させる

Espresso Systemsは、レイヤー2チェーンにおいて、中央集権的なリスクを軽減し、分散性を高めることを目的にした仕組みです。 レイヤー2チェーンでは、シーケンサーと呼ばれる役割が、レイヤー1へのデータ送信で重要な役割を担っています。 現状、多くのレイヤー2チェーンではシーケンサーは中央集権的な性質で成り立っており、一部のシーケンサーがシーケンサー収益を独占したり、トランザクションの前後関係を操作して不正に利益を上げたりということも仕組み上有り得てしまいます。

Espresso Systemsでは、共有シーケンサーという仕組みによって、シーケンサーが行う作業の権利をオークション形式にすることで、分散化を行うことができます。 Web3.0の根本にある非中央集権性は、昨今のサービスでは重要視されていない印象も個人的にはあります。しかし、ブロックチェーンのコアな箇所での分散化を追求するというEspresso Systemsのビジョンは、Web3.0の潮流の源を思い出させてくれます。

www.coindesk.com

4. NTT Digital、暗号資産ウォレット提供開始

NTT Digitalより、暗号資産やNFTを扱うことができるデジタルウォレット「scramberry WALLET(スクランベリー・ウォレット)」がリリースされました。日本を代表するNTTグループのWeb3.0進出とだけあって、以前から動向に注目が集まっていたプロダクトです。

私も早速、ウォレットアプリを試してみました。まず感じたのは、そのデザインの美しさです。 画面項目の視認性に優れ、直感的に操作できるUIであると感じました。

出典:scramberry WALLET - みんなのデジタルウォレット

また、アカウント作成が非常に簡単で、従来のウォレットのようにシードフレーズを書き留める手間がありません。 初めてウォレットを作る方々にとって、非常に親しみやすいオンボーディング体験を提供していると感じました。

ウォレットのマーケティング戦略を考える立場を想像してみますと、既にウォレットを保有しているユーザーへの訴求力を高め、メインのウォレットとして乗り換えてもらう施策がこれから重要になると感じました。 NTTグループの強みを活かしたサービス展開には、大いに期待が持てます。

www.coindeskjapan.com

scramberry.io

今回取り上げたトピックは以上です! 次回もぜひご一読ください。

テコテックの採用活動について

テコテックでは新卒採用、中途採用共に積極的に募集をしています。 採用サイトにて会社の雰囲気や福利厚生、募集内容をご確認いただけます。 ご興味を持っていただけましたら是非ご覧ください。

www.tecotec.co.jp

プログラマー初心者の壁「再帰処理」を実装しながら理解してみた

こんにちは。決済認証システム開発事業部の松浦と申します。 現在Go言語を用いたAPIサーバーの開発を担当しています。

再帰というものについての記事を書きたいと思います。 再帰という考え方はプログラミングに適用できますが、言語学・論理学・数学・計算機科学など幅広い分野で使われているようです。 休みの日などにプログラミング関連の本やwebの情報を読んだり、見たりすることが多く、再帰がどうこうという話が色々な所で出てきてなかなか理解できなかったのが、この記事を書こうと思ったきっかけになります。

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【月刊】Web3.0トピック振り返り~2024年2月編~

はじめに

こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の鈴木康男です。エンジニア・PMとして、Web3.0に関わるプロジェクトを担当しております。

「【月刊】Web3.0トピック振り返り」では、毎月Web3.0関連で気になったトピックを取り上げて紹介していきます。

前回のトピックは、過去記事をぜひご覧ください。

tec.tecotec.co.jp

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プロジェクトマネージャーを経験して得た教訓集 vol.2

はじめに

こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の鈴木康男です。 エンジニア・プロジェクトマネージャーとして、主にWeb3.0に関わるプロジェクトを担当しております。 今回はプロジェクトマネージャー(以下、PM)を経験して得た、自分なりの教訓を紹介させていただこうと思います! 前回の記事の続編として、今回はvol.2となります。 これからPMに挑戦する人や、やり方に悩んでいる人にとって僅かでも参考になりましたら幸いです。

前回の記事はこちらからご覧ください。

tec.tecotec.co.jp

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関数型プログラミングのセカイ

はじめに

次世代デジタル基盤開発事業部のIと申します。 筆者は、メインの仕事として、Webサイトの設計・実装を行っております。 また、個人的にソースコードの品質を担保する方法を試行錯誤しており、プロジェクトに還元し、そのためのドキュメントをプロジェクトメンバーや部全体に共有しています。

今回は、ソースコードの品質担保に大きく寄与するプログラミングパラダイム、関数型プログラミングについて筆者なりの考えなどを共有して、理解の手助けにできればと考えています。

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