Day4の記事はこちら
決済認証システム開発事業部の冨永です。
現在、主にiOS/iPadアプリの開発を担当しております。
今回は、英語が1ミリも話せない+ズボラなエンジニアによるWWDC渡航記・Day5〜8編について書きたいと思います。
目次
- 目次
- 基本はグループラボと実機検証
- SwiftUI関連のグループラボが大充実
- コンピュータ歴史博物館へ!
- 積み木アクティビティと“伝わる”難しさ
- 最後の観光タイム
- WWDCでの出会いは、一生ものかもしれない
- 帰国
- テコテックの採用活動について
基本はグループラボと実機検証
WWDCも後半戦に入り、Day5〜8は基本的にオフラインイベントはなく、 ホテルや近くのカフェでグループラボの視聴を中心に活動をしていました。
空いた時間には、 - WWDCの録画を見返す - Xcode16 betaやiOS18 beta、macOS betaをインストールし、検証 - ブログ執筆
など、まるで現地合宿のような開発漬けの日々でした。
グループラボとは、SwiftUIやDesignなど色々なテーマに対して、 Appleの開発者等が3~5人ほどでパネルディスカッションしたり、 開発者から送られる質問に対して答えてくれたりする、全員参加型のセッションになります。
日本に帰っても問題ない日程ではあったのですが、 グループラボは日本時間だと深夜になるため、できるだけ現地に残って参加することにしました。

SwiftUI関連のグループラボが大充実
特に印象的だったのは、SwiftUI関連のグループラボです。 現地で登壇していたAppleエンジニアから直接説明が聞ける上に、チャットを通じて疑問をぶつけることも可能です。
印象に残ったトピックは以下の通りです。
- Liquid Glassの設計における注意点
- パフォーマンス改善のベストプラクティス
- よくあるSwiftUIのアンチパターン
- デバッグ手法(BreakpointsやInstrumentsの使い分け、実機検証時のTipsなど)
グループラボでは基本的に英語でのやり取りでしたが、字幕が画面に表示されていたので、都度都度翻訳しながら聞いていました。 今まで知らなかったようなTipsや、実装時の注意点を聞けて大変有意義でした!
コンピュータ歴史博物館へ!
空いた時間で、前から行きたかった「Computer History Museum(コンピュータ歴史博物館)」へ行ってきました。
これが全エンジニアにおすすめしたい神スポットでした!!
展示されているのは、
- 初期の計算機(からくり人形のようなギミック)
- 世界初の商用コンピュータ
- Apple I、Lisa、Macintosh
- iPhone以前のスマホ・PDA系端末 など
時系列順に展示が構成されていて、「この技術ってこういう背景で生まれたのか……」という発見が満載でした。
現地で仲良くなった学生さんと一緒に見に行ったのですが、 「これはどういう機械?」「こういう視点初めてだった」などと会話しながら進めたのがまた楽しかったです。



積み木アクティビティと“伝わる”難しさ
館内には「積み木アクティビティ」という体験型展示も。
片方が指示を出して、もう片方が積み木を積んでいく……というシンプルな内容なのですが、 これがまさにプログラミングそのもの。
小さい子供でも誰でも遊べますが、楽しみ方が様々で奥深かったです。
「1cmってそもそも伝わる?」「概念がズレてると理解が分かれるね」といった、 終わった後もフィードバックが白熱し、今でいうとまさにプロンプトプログラミングに近い話だな〜とも思いました。 ただし、時代は変われど、プログラミングの本質は変わらないのかもなと思った次第でした。

最後の観光タイム
Day5〜6にかけては、
- アメリカで行ってみたかったカードショップ
- 本場のマクドナルド
- 現地限定のブリスケット
など、観光と食も満喫しました。



WWDCでの出会いは、一生ものかもしれない
「Computer History Museumに一緒に行った学生さん」 「F1映画を一緒に観たデザイナー兼エンジニアの友人」とも、それぞれDay4・Day5で解散。
3〜4日間しか一緒にいなかったはずなのに、別れる時はなぜかとても寂しくて、
「また絶対どこかで再会しよう」と誓って別れました。
WWDCに来て改めて感じたのは、
一期一会の出会いの尊さ、技術と向き合う楽しさ、そして自分の開発人生が世界と繋がっていること。
WWDCのセッションで得た刺激や感動もすごかったですが、 WWDCを通したイベントで一緒に何かを体験した人たちとの時間は、また違った意味で心に残るものでした。
この出会いと経験を糧に、日本に戻ってもまたコツコツと開発を頑張っていこうと思います。

帰国
そして、Day7の朝、ホテルを出発し、Day8の夕方に日本に到着しました。
次回は、この旅のまとめと、妻には見せられない渡航費用の内訳を載せたいと思います。
総まとめ編の記事はこちら
テコテックの採用活動について
テコテックでは新卒採用、中途採用共に積極的に募集をしています。 採用サイトにて会社の雰囲気や福利厚生、募集内容をご確認いただけます。 ご興味を持っていただけましたら是非ご覧ください。 tecotec.co.jp