はじめに
こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の神野です。4月に新卒として入社し、7月より次世代デジタル基盤開発事業部に配属となりました。
私たち24年新卒は、4月~5月の間は外部研修を受講し、6月の各部署への仮配属期間に社内研修が実施されました。この記事では、6月に次世代デジタル基盤事業部で行われた社内研修を新卒目線で振り返ると共に、1か月間出社してみて感じた会社の雰囲気をお伝えできればと思います。
目次
Unity研修
前半2週間はUnity研修を行いました。
Unity研修では、こちらの記事を参考に玉転がしゲームを作成しつつ、Unityの基礎を学びました。
私自身Unityに触るのは初めてだったためさまざまなところで行き詰まりましたが、その中でも特に理解に時間がかかった部分が以下の2点です。
・オブジェクトとスクリプトの関係性
最もイメージしづらかったのは「オブジェクトにスクリプトをくっつける(アタッチする)」という点です。この操作はUnity上のオブジェクトをスクリプトから操作するために必要になりますが、最初のうちはオブジェクトとスクリプトの繋がりがうまく理解できず、操作したいオブジェクトを動かすことができなかったり、動いたとしても想定外の挙動をしたりと頭を悩ませました。
しかし、ひとつのスクリプトで扱うオブジェクトの範囲を絞ったり、オブジェクトの親子関係をきちんと把握したりすることでオブジェクトとスクリプトの関係が整理され、「このスクリプトはどのオブジェクトをどのように動かしているのか」が掴めるようになりました。
・Unity特有のライブラリやメソッド
Unityにはオブジェクトを動かしたりオブジェクトの状態を取得したりするための特有のライブラリやメソッドがありますが、それらのライブラリやメソッドでできることが想像以上に多く、使い方を理解するのに苦難しました。「親子関係にあるゲームオブジェクトの取得」「オブジェクトの位置情報取得」「オブジェクトの複製・破棄」等、基本的な操作については理解できましたが、未だ理解できていない機能も多くあります。今後も定期的にライブラリのドキュメントを読み、どのようなメソッドが存在するのか把握しておきたいと思います。
Unity研修の最後3日間は、それまでの学習のアウトプットとして2グループに分かれてのグループワークを行いました。
玉転がしゲームをベースにしつつ、グループ内でアイデアを出し合いながら追加機能を実装していきました。各機能の実現にかかる時間を想定し、優先度とスケジュールを決めてチームで連携して作業を行うのは想像以上に難しかったです。しかし、チームメンバーや先輩方の助力もあり、両グループ共に予定していた機能を実装し、良い作品を作り上げることができました。
Web研修
後半2週間はWeb研修を行いました。
Web研修では、JavaScript、React、TypeScriptの基礎をハンズオン形式で学びました。
・JavaScript研修
JavaScript研修では、JavaScript Primer及び忍者CODEが公開している問題集を参考に学習を進めました。
私を含め、共に社内研修を受けた同期にもフロントエンドの言語には馴染みのない人が多く、理解に苦難した部分も多々ありました。しかし、先輩方に質問したり同期と話し合ったりしつつ疑問点を解消し、この先知識や技術を発展させていくための基盤を築くことができたと感じています。
・React研修
React研修では、React公式のチュートリアルを参考にtic-tac-toe(三目並べ)を作成しながら学習を行いました。
JavaScript研修では基礎からしっかり学習したのに対し、React研修では実際にものを作って感覚的に覚える形でした。サンプルコードとその解説を見つつの学びでしたが、JavaScript研修で基礎を学べたおかげもあり、コードが何をしているのかをスムーズに理解することができました。
・TypeScript研修
TypeScript研修では、サバイバルTypeScriptを参考に学習を進めました。
TypeScript研修は最終日1日のみの実施でしたが、JavaScriptの基礎を固められていたおかげで、解説を理解して知識を身に着けることができました。また、記事を参考にAPIを使用した簡単なWebアプリを作成し、基礎だけでなく少し発展的な内容も学ぶことができたと思います。
社内研修全体を通して
多くの新しい知識に触れた、濃密な1か月間だったと感じます。
学ぶことが山のようにあり大変でしたが、先輩方や同期の助けもあり、最後まで楽しく研修期間を過ごすことができました。研修最終日に行われた振り返りミーティングでは、同期からも
「今までに触れたことのない分野もあったが、先輩方のフォローもあり最後までやり遂げられた」
「チーム開発はこれまで経験が少なく、苦労するところもあったが、同期と共に楽しく行えた」
といった感想があがりました。
新卒から見た会社の雰囲気
1か月間出社してみて感じたテコテックの雰囲気を一言で表すと、
「自由度が高い会社」
であると言えると思います。
リモートワークやフレックスタイム等の制度面はもちろんですが、私が最も自由度の高さを実感したのは、「意見の出しやすさ」と「相談のしやすさ」です。
研修期間中にも、「こういう試みをしてみたい」「このツールを使ってみたい」という意見を新卒側から出すことがありましたが、先輩方はそれらの意見をきちんと吟味してくれ、「やってみよう」と言ってくださいました。また、それらの試みについてのフォローもしていただき、社員の意見をしっかり聞き入れてもらえる体制が整っていることを感じました。
また、「業務をする上でわからないことがある」「仕事内容がどのようなものになるのか不安がある」といった相談事項についても、先輩方や上司に気負わず聞ける環境であると感じています。リモートワークが中心であるため主なやり取りはチャットになりますが、そのチャットがきちんと相談ツールとして機能しているため、対面でなくとも質問を投げかけやすいです。研修期間中も先輩方から「わからないことがあればいつでもチャットで聞いてほしい」と都度声をかけていただき、安心して作業に取り組むことができました。
さいごに
社内研修で1か月間オフィスに出社したことで、会社の雰囲気を感じることができたと思います。毎日の通勤は大変でしたが、とても有意義な1か月間でした。
研修終了後の業務はリモート中心になりますが、研修期間同様コミュニケーションを取ることを大切に仕事に取り組んでいきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。私自身初めてのブログ投稿であり、拙い点も多々見受けられたこととは存じますが、この記事がテコテックという会社を知っていただく一助となれば幸いです。
テコテックの採用活動について
テコテックでは新卒採用、中途採用共に積極的に募集をしています。 採用サイトにて会社の雰囲気や福利厚生、募集内容をご確認いただけます。 ご興味を持っていただけましたら是非ご覧ください。