企画書のデザインを考える時

 こんにちは。コンテンツ開発事業部の池沢です。

 入社してちょうど1年ほどになりますゲームプランナーです。

 この度は、業務の中で企画資料を作成することが多くありましたので、『企画書のデザイン』について書いてみようと思います。  

 どんなコンテンツを立ち上げる際でも、最初に必要となるのが『企画書』です。

 重要なのは中身ではありますが、人が他人に抱く第一印象効果のように、企画書自体のデザインによって、その企画の印象の良し悪しに影響すると思っています。

 そこで、普段私が企画書を作る際に、どうデザインを考えているのかをお伝えしてみようと思います。

※私はデザイナーではないので、専門的な知識や技術は持ち合わせていないです。

 デザイナーではない人でも、思考と工夫でそれっぽく作れるのだという参考になればと思います。

 

パターンA『企画のモチーフ(ジャンル)から選ぶ』

 企画書のデザインをどうしようか?と考えた時に、私がまず考えるのがモチーフです。

 実際に、私が作成したものを例に上げながら説明していこうと思います。

 

 依頼は『麻雀ゲーム』の企画書を作成して欲しいというものでした。

 麻雀と言われて、皆さんは何を思い浮かべますか?

 私は真っ先に麻雀の『牌』と『卓』を思い浮かべました。

 そこで、一度ネットで麻雀の画像検索をしてみます。

 そうすると、大体こんな感じでヒットします。 f:id:hitotec-mi:20210323113737p:plain

 この結果から読み取れるのは『緑の卓』に『白と黄土色の牌』『赤い文字』などです。

 この要素を抑えてデザインに組み込んでみた結果……

 こんな感じになりました。 f:id:hitotec-mi:20210323113827p:plain

 ベースは卓を意識した緑、上部は牌が並んでいるように飾り、文字は基本を白にし、ポイントで赤を使用しています。

 どうでしょうか?麻雀らしい企画書のデザインになっているかなと思います。

 (社内資料だったので、少し遊び心多めで作成しました)

 こんな感じで、モチーフがしっかりしている場合は、その物のカラーリングや配色、利用できそうな形などに注目してみると良いかなと思います。

 

パターンB『企画のターゲットから連想』

 続いては、企画のターゲットから連想してデザインを決定するパターンです。

 麻雀のように決まりきったモチーフがあればいいですが、そうではない場合も多くあると思います。

 例えば『パズルゲーム』と言っても色んなタイプのパズルがありますし、見せ方は多種多様にあるので、どんなデザインにすればいいのか迷ってしまいます。

 そこで、注目するのがその企画の『ターゲット』です。

 例えば、『子供向け』や『大人向け』や『女性向け』という分け方、もしくは『可愛いのが好きな人』『かっこいいのが好きな人』に向けてなのか、など。

 その企画を利用する人のイメージを考えてみます。

 実際に作成した例をお見せします。

 

・子供向けサービス

 とある子供(小学生)向けのサービスに関する企画書を作成する際に作った背景デザインです。

f:id:hitotec-mi:20210323113952p:plain

 この配色で何か思い出すものはありますか?

 これは、多くの人が子供のころに使用していた『学習帳(じゆうちょう)』をヒントに作成しています。

 ベースには青を使用し、カラフルなドットやフラッグなどのかわいらしいモチーフで装飾してみました。

 また、文字は白でくっきりと、やわらかく丸みのあるフォントを使用することで、年齢感を下げています。(※いずれもフリー素材を使用して作成しています。)

 子供向けの類似サービスや、使用するIPの画像などを検索すると、ヒントが得られたりしますので、迷ったら検索してみてください。

 

・女性向けコンテンツ

 もう一つ、例として女性向けコンテンツのデザインを見てみます。

 こちらは、先で紹介した『麻雀』を女性向けコンテンツとしてプレゼンするために再作成したものです。 f:id:hitotec-mi:20210323114034p:plain    デザインから麻雀の要素を無くし、代わりに写真を使用しました。

 そして、女性向け感を演出するためにビビットでグラデ要素のあるデザインを採用しています。

 ちなみに、こちらのデザインはPowerPointのテンプレートとして搭載されています。

 元のデザインはこちら↓ f:id:hitotec-mi:20210323120424p:plain

 今はテンプレートにたくさんデザインがあるので、その中からイメージに合うものを利用したり、一部使用してみたりするのもおすすめです。

 

 以上、普段私が企画書のデザインをする時に行っていることをお伝えしてみました。

 企画書のデザインに迷った時などに、参考になれば幸いです。

 ありがとうございました。

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