こんにちは、次世代デジタル基盤開発事業部の榎本です。
私は普段、様々なイベント(オフラインがメイン)に行っており、そこで見たもの・聞いたもの・思ったことなどを可能な範囲で記録として残していければいいなと思い、テコブログメンバーに参加しました。 週平均2~4回は何らかのイベントに行っておりますので、今回から週一を目処に情報提供をさせていただければと思います。
さて、記念すべき第一回目のブログですが、初心を忘れてはいけないなと思う出来事がありましたので、まずはそこから。
先日参加したとある医療福祉事業者が多く集まるコミュニティの交流会のことです。 www.ikai.or.jp
IT化がどの業界よりも、遅いと言われる業界なだけあり、Web3という言葉は極力使わないようにして、 『ブロックチェーンやビットコインという言葉を使おう』と思っていました。 中身はともかく、単語くらいは聞いたことがあるだろうと予想はしていたのですが、現実は甘くなかった。
とある施設長「ブロック・・・と、チェーン・・・あれか、榎本さんは・・・
「製造業の人なんだね!」
私「ははは!!!面白いご冗談を!!!」
おそらく、これが現実なんです。(ある意味、製造業といえば製造業?ですが) どこでも言えることですがWeb3業界の方々と話していると当たり前だったものが、全くそうでなかったという認知度の「低さ」をあらためて実感しました。 ただ、一方で広がる可能性を存分に秘めているなとも感じました。
その他には、
・ビットコイン?もうお金は余ってるからいらない!
・ビットコインは持っているがそれがブロックチェーンという技術と関わっているとは思わなかった
・なんか難しそうと言っている人が一部
などなどのご意見も(嚥下食なみにかみ砕いて話さないと伝わらないなという課題感) それに対して、ほんの一部、関心のある方々がいらっしゃいました。
・Web3福祉事業者を知ってるので、また飲みましょう
・親会社(印刷業)がWeb3に関心があるので打合せしたい
・福祉系へのWeb3の普及はまず障害福祉からだと思う
という有難くも興味深いご意見をいただきました。
続いて、別日に参加したWeb3&メタバースのイベントについてです。
こちらは品川区主催のイベントでした。 shinagawa-ism.com
五反田にITベンチャーがたくさん集っている関係もあり、品川区は積極的に区内の企業をアピールしていきたいようです。
ChatGPTなども取り上げる企業があり、全体としてAI×メタバースもしくはAI×Web3の流れが進んでいくのではという意見も出ていました。
当日講演した企業の中で、メタバース関係の事業を行っているクラスター社とHIKKY社がありました。
メタバースのワールドを企業が製作した時のメリットとしては、毎年作るものではないので資産となるところと言っていました。(イニシャルのワールド製作費用かかるけれども、採用サイトを毎年作り変える手間が省ける等)
当日のメモ書きですが興味深かったポイントを掲載します。
【クラスター社】 ◆メタバースの概念 →インターネット上の「3D空間」へアバターという「身体性」を持ち込んだもの
◆clusteが目指すメタバースに必要な構成要素
・永続的に存在
・リアルタイム性
・同時参加人数に制限がない
・体験に垣根がない
・経済性がある
・幅広い個人/企業による貢献
・身体性
・自己組織化
◆取組 UNITYの知識が無くてもワールドを作れるようにしている
◆メタバースの商圏 アバター、ワールドクラフトアイテム、ユーザーベース(投げ銭?)
【HIKKY社】
・プラットフォームはやらず、他社のプラットフォームを借りてサービス展開をしていく。
・Vket cloud→1人1メタバースの時代へ
共通点としては、技術者でなくてもワールドを作れるようにという取組をしているのかなというイメージでした。 また、これも様々なご意見があるところかと思うのですが、 クラスター社は「無理にWeb3を絡めなくてもよい」というスタンスであり、 HIKKY社は「Web3でもAIでも相性の良いものは取り組んでいく」というスタンスの違いがあるなと感じました。
最後にTobii社というアイトラッキング技術の会社も気になりました。 人の視線データを集めることで人の無意識・無自覚がわかる、過程がわかる、科学的に分析できるというメリットがあり、「これは、なにかに使えるかも・・・?」と感じました。
初めてのブログでつたない文章だったかもしれませんが、またイベントレポートしていきたいと思いますので、これからも投稿楽しみにしていただければと思います。 それでは!