はじめに
こんにちは。次世代デジタル基盤開発事業部の吉本です。
4月に新卒として入社し、2か月にわたる外部研修を終え、6月から次世代デジタル基盤開発事業部に配属されました。
私たち25年新卒は、4月から5月にかけては外部研修、6月の第1週目に事業部横断研修、そして第2週目から第4週目にかけては配属先事業部研修が実施されました。
この記事では、IT未経験だった私が感じた学びや実際に受けた研修内容、1か月間対面で働いてみた会社の雰囲気について、就活生の皆さんにも分かりやすくお伝えします。
「入社後にどんな研修があるの?」「雰囲気は?」といった不安を少しでも解消できれば幸いです。
目次
筆者について
- 地方出身で、大学は非情報系学部卒
- 卒業論文で漸化式の計算にPythonを少し使った程度のIT経験
少し触ったことはあるがほぼ未経験、といった感じで入社しました。
事業部横断研修
配属前の基礎固めとして、ITの必須知識を広く学びました。テコテックには幾つか事業部があるのですが、事業部横断研修では各事業部の新卒全員が同じスタートラインに立てるように、全事業部共通の研修として設計されているのが印象的でした。
Git研修
リポジトリやコミットといったバージョン管理の基本から学び、CLI(コマンドラインインターフェース)での操作を初体験しました。コマンドで効率的に作業できる便利さと、「一つの操作で大きな変更もできてしまう怖さ」を実感しました。今後は、安全な運用や運用ルールの重要性も意識して使うようにしていきたいです。
Point!
Gitとは、プログラムや文書の「履歴管理ツール」です。
身近な例で言うと、Wordの「元に戻す」よりもさらに強力なイメージです!
Linux研修
OS(オペレーティングシステム)としてのLinuxを基本から学び、「Ubuntu」という実際の環境でファイル作成や検索などのコマンド操作を実践しました。普段はマウス操作中心だったので、最初は戸惑いましたが、コマンド入力のスピード感に驚きました。
Point!
Linuxは世界中のサーバで使われているOSです。よく出てきます!
DB研修
データベース(DB)の基本、テーブル作成・データ操作(CRUD)、トランザクションやセキュリティリスク(SQLインジェクション)についても学びました。「パフォーマンスや安全性まで意識することが大切」と知り、IT業界の奥深さを感じました。
Point!
「CRUD」とはCreate(作成)、Read(参照)、Update(更新)、Delete(削除)の略です。これもよく出てきます!
Figma研修
「Figma」を使ってスマホアプリのログイン画面をゼロからデザインしました。PowerPointしか使ったことがなかった自分でも直感的に操作でき、UI/UXデザインの面白さを知るきっかけになりました。
Point!
Figmaはプロのデザイナーも使うWebデザインツールです。
未経験でもデザインの第一歩が踏み出せます!
配属先事業部研修
次世代デジタル基盤開発事業部での研修は実務に近い形で行われました。
「実務」と「協働の大切さ」を学べる内容でした。
Docker研修
『入門Docker』というサイトを参考に、仮想マシンとDockerの違い、イメージ・コンテナの基本、Dockerfileによる自動化を学びました。難しい部分も多かったですが、「一つの設定で複数の環境を一気に再現できる」技術に感動しました。
余談ですが・・・
研修の中で私が一番難しく、そして一番興味深いと感じた内容がDockerでした。「そんなことができるのか!」の連発で興奮したのを覚えています。
Point!
Dockerは、アプリ開発に欠かせない「環境の標準化・自動化」ツールです。
調べてみると面白い用語が沢山出てきます!
TypeScript研修
『サバイバルTypeScript』というサイトを参考に、Webアプリ開発の基礎やESLint・Prettierなどのコード管理ツールを学習しました。チーム開発ではこうしたツールを上手く使うことが後々のミスやストレスを減らすコツだと感じました。ただし、「ツールの入れすぎ・設定ミス」によるトラブルもあるので、導入には注意が必要と実感しました。
Point!
ESLint・Prettierのほかにも、テストツールの「Jest」やGit Hooksツールの「Husky」など、驚くほどに便利なツールはたくさんあるので、ぜひ調べてみてください!
Slack Bot作成課題
Slackで送信したメッセージに対して、誰がスタンプを押したかを監視し、押していない人にリマインドメッセージを送信するSlack BotをGoogle Apps Scriptを用いて開発しました。
この課題は、実際に次世代デジタル基盤開発事業部の現マネージャーがSlackでの伝達事項がある際に「誰が見たのかを把握できたらな」という思いから生まれたものであり、完成時には当マネージャーへの納品も行いました。
この課題を通して、ものづくりの楽しさや難しさ、そして業務改善や納品といった貴重な経験を積むことができました。実際に誰かのためにコーディングを行い納品するという経験は今回が初めてだったのですが、実際に使っていただけてコメントを頂けた時は言葉にできないほどの喜びを感じました。

Webアプリ作成課題
フロントエンドにTypeScriptとReact、バックエンドにExpress.jsとPostgreSQL、ORM(Object-Relational Mapper)にPrismaを使い、イベント予定を一覧化するWebアプリを開発しました。ペアプログラミングやAPI設計などを通して、技術だけでなくコミュニケーション力や相談する勇気も必要だと痛感しました。
社内研修全体を通して
IT業界のことをあまり知らない私でも、先輩や同期の支えがあれば着実に成長できると実感した1か月でした。
同期からも
分からないことを気軽に質問できた
具体的なイメージが持てて理解しやすかった
といった声が多くあがりました。
「一緒に成長していこう」という空気を、就活生の皆さんにもぜひ感じてほしいです。
新卒から見た会社の雰囲気
「心理的に安心して働ける会社」というのが率直な感想です。
フレックスタイムやリモートワークといった制度面も充実していますが、困ったときに納得いくまで一緒に考えてくれる先輩や、声をかけやすい雰囲気がとてもありがたいと感じます。私自身も、将来この温かい環境を作る側になりたいと思っています。
さいごに
社内研修を通じて、会社の雰囲気を実感できました。
配属後はリモートワーク中心になる予定ですが、今後も研修で得た経験を活かし、チームでのコミュニケーションを大切にしながら成長していきます。この記事が少しでも、「どんな研修があるの?」「雰囲気は?」と不安な就活生や、外部の方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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